利上げの影響!?ロサンゼルス港のコンテナ取扱量、9月に引き続き10月も前年同月比20%減

8月、9月に続き10月も前年同月比で減少傾向でした

アメリカの物流の指標となるロサンゼルス港のコンテナ取扱量ですが、ロサンゼルス湾岸局の発表によると9月に引き続き10月も前年同月比で大きく下落していました。

    

■ロサンゼルス港コンテナ取扱量 10月(※単位は万TEU、小数点第2位は四捨五入)

輸入(実入)輸入(空)輸入合計輸出(実入)輸出(空)輸出合計総計対前年同月比
2019年10月39.20.940.214.022.736.877.0-
2020年10月50.70.451.114.432.647.098.127.34%
2021年10月46.70.146.89.833.643.490.2-7.96%
2022年10月33.60.434.19.024.833.767.8-24.84%

昨年の10月と比べると輸入(実入)が大きく下落していることがわかります。本来ドル高の場合は輸入量は増えそうですが、長引くインフレ抑制対策で金利が引き上げられているために企業が資金調達が鈍化、輸入量が下落したと考えられます。

現状、アメリカではインフレが沈静化するまでは利上げは続けるというスタンスですが、これ以上の利上げは難しいという見方も強く、特に変動金利で住宅ローンを抱える企業や世帯が破綻する恐れがでるので、現実的にはそろそろ利上げは止まるのではという予想も多いようです。

またインフレ対策として対中関税の引き下げ等も議論されており、そうなれば中国製品の輸入量は増えるのではないかと考えられます。

世界的なインフレとドル高がいつまで続くのか、物流はどう変化していくのか。来月以降もロサンゼルス港のコンテナ取扱量に注目したいと思います。