日本における近年のコンテナ個数の推移

日本の外貿コンテナ取扱実績から繁忙期を探る

港湾における外貿コンテナ取扱実績は国土交通省が月別データを公開しています。
コロナ禍とそれ以前で取扱量は?また、日本の貿易における繁忙期はあるのでしょうか?
今回は令和元年(平成31年)から現在までの月次コンテナ取扱量をグラフにして、その辺を可視化してみることにします。

繁忙期は3月!? 外貿コンテナ取扱実績の月別データをグラフで確認。

国土交通省が公開しているデータによると、外貿コンテナ取扱実績の月別データは以下のグラフのようになります。



  
  

上記グラフからおおよそ以下のことがわかります。

  • 毎年3月が繁忙期であることがわかる。3月決算の企業が多く輸入しているのではないかと推測できる。その他の月では各年で同傾向が見られる月はなく閑散期と言える時期もないように思われる。(2月は日数を考慮すれば閑散とは言えない)
  • コロナ渦で低迷したと言われる令和2年(2020年)は3月以外は前年比マイナスとなっている。令和3年もコロナ前の取引量まで回復しておらず、日本においては「巣ごもり需要」云々はなかったのではないかと考えられる。
  • 令和4年は4月5月は上海ロックダウンの影響もあり落ち込んだが、6月には回復していることがわかる。

近年好調と言われる海運業界ですが、コンテナ取扱量をみると、コロナ禍前より落ち込んでいるので、好調要因の大部分は「輸送費の高騰」によるものであったと考えられます。
はたしてコロナが落ち着き、今後の取扱量がどうなるのでしょうか?
輸送費と合わせてこの秋に注目です。